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シンパシー

自分が言葉にすることもなく、心の中で思っていたことを、
他の人が表現してくれたときの驚きとうれしさは格別ですね。

私が忘れられないのは、
真保裕一さんの「奇跡の人」を読んでいたとき。

私が空を見上げては考えていたことが、登場人物のセリフとして書かれていました。

今、手元に本がないので、正確な文章は分からないけど

この空がこの色でほんとうによかった。青い空に白い雲、夕焼け空も、ほかの色の取り合わせは考えられない。
空が緑や赤だったらどうなってだろ・・・

という、私が誰に話すわけもなく、いつも考えてたことが書かれていたのです。

小説の本筋とは関係ないような、小さなシーンのセリフだったと思いますが、
びっくりして、「だよねーー!」と、その人物に話しかけたくなりました。

そして、このセリフを書かれた真保さんにも、シンパシーを感じてしまいました。

ブログって、そういう機会が増える場所なんだろうな。
そうなればいいな、と思います。


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