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8月 [日記]

最近、会社帰りに、入院した祖母(96歳)の病院に立ち寄るのが私の大切な時間になっています。

普段はなかなか会いに行けないけど、たまたま病院が会社の近くで。
今月中には退院かなあ、ということなので、それまでの間、デートを楽しみます。

祖母は、耳も遠く、たった今したことも忘れてしまうようになったけれど、
ありがたいことに私たちのことや、感謝の気持ちを伝えることを忘れないでいてくれて、
会うとこちらが癒されマス。

食べ終わったばかりの食器を「私、食べたかな。」と何度も確認する祖母が、
看護師さんに何かしてもらうたびに、「おおきに。すんませんなあ。」と手を合わせ、
私には毎回
「忙しいのにすまんなあ。暗くなるから気いつけて帰りや。みなさんによろしゅう。」と何度も言います。

そして祖母と同室のおばあさんも、
言葉は交わさないけれど、部屋に入るといつも目で挨拶してくれて、
帰る時には手を合わせて見送ってくれます。

あんな風に歳を重ねられたら、と思います。

祖母も以前は、ヤンチャで負けず嫌いなところもあって、
そういうところも好きだったけど。

最後に何が残るかは誰にも分からないし、自分でも決められない。
老いや病気によって現れることが、周りにとって辛いものであったとしても、
それまでのその人の人生を否定したり、なかったことにはならないと思う。

だから余計に、ありがたいなあと思えます。


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